到着〜故障まで

BEATが来ました。

埼玉の友人Ｔeさんがルノーサンクを売りたいとのことで、
前からサンクを欲しがっていた愛知県刈谷の同級生Tを紹介、
商談成立。

Ｔが持っていたBEATを私が譲り受けることになりました。
4/28にみんなで私のうちに集まって、”納車大会”とあいなりました。

奥のが、Teさん→Ｔへのルノーサンク、
手前が、Ｔ→私へのBEATです。

奥ではTeさんがＴへ操作レクチャーしています。








BEATには有名な欠陥（とあえて言おう）な箇所があります。
ディストリビューター（以下デスビ）のベアリング部分の耐久性がなく、
固着してしまうのです。距離はまちまちのようですが、だいたい5万km前後で発生。
リコールは出ていませんが、初期型では保証期間+αの場合、
無償で対策品に交換してもらえていたようです。

また、ウォーターポンプ、タイミングベルトなどもだいたい5万kmが寿命と、
普通の国産車の約半分の寿命しかありません。
これは、アクティのエンジンを無理やり高回転型にして出力を上げているので、
補機類がもたないのが原因だそうです。
ですからエアコンもよく壊れます。
＃オルタネータの話しは聞かないですね。

さて、私が譲り受けるこの車の場合、
走行距離は約6万km超、
タイヤはひびひび。
デスビは点検済み（いつ？）ではあるが、交換はされていない。
タイミングベルト、ウォーターポンプも未交換らしい。
エアコンはマグネットクラッチが不良で動かない。

ということで、デスビをまず見てみました。

赤矢印が問題のデスビ。
キャップ外してあります。
これが固着すると、
1.エンジンがロックして大事故
2.タイミングベルトが切れて、バルブとピストンがごっつんこ
3.デスビと繋がっているカムシャフトのギアが木っ端みじん
のうちどれかの攻撃をもれなく受けます。





よく見てみると、まずまず奇麗。軸に若干の錆が浮いていますが、
触るとわずかなクリアランスもあり、まあ、すぐに固着は起きないかな？
と言う状態でした（これが大間違い(^^;）

この後Ｔと二人でちょっと試乗。
いやー、思ったよりしっかりした作りで満足（ここまでは・・・。）

タイア、OIL＆フィルターの交換
さて、まずはヒビの入っているタイヤとオイル、オイルフィルターを交換しました。

タイアは時間もなかったので近所のイエローハットで交換。
Front：165/60R13 BRIDGESTONE POTENZA RE-01
　　　　純正サイズ155/65R13より1サイズ上げました。
　　　　知り合いのビート乗りから、この車はどアンダーで
　　　　フロントが逃げていくと聞きましたので、
　　　　幅を広げると同時に、銘柄もBridgestoneでは唯一私が認めている
　　　　POTENZAを選びました。
　　　　＃POTENZA以外は私は経験上認めていません。
Rear：165/60R14 MICHELIN Pilot Exalt
　　　 リアは、そこそこのグリップ、減ってきても特性が変わらない、
　　　 過渡特性が穏やかなもの、ということで純正サイズでMichelinの最新作Exaltを選びました。
　　　 ミシュランは、過去、スタッドレスを含めると10種類以上経験していますが、
　　　 私にとっては不満なモノは一つもありませんでした。安心感を持っています。
　　　 安いシリーズでも手抜いてないですね。BSとの差はそこ。
　　　＃感想には個人差がありますからね。BSが私に合わないだけです。

OIL交換もついでにイエローハットでやってもらっちゃいました。
BPミニシンセティック-Rを入れました。

さ、これで取りあえずの整備はＯＫ（とこの時は思っていた）

故障

さて、イエローハットの帰り、タイヤの慣らしも兼ねて
ちょっとドライブして帰ろうと走り出して15分後、
信号のない交差点で一旦停止した時、ストンとエンジンストール。
スタータを回すもエンジンかからず、後ろの車からの冷たい視線を受けながら、
とりあえず歩道まで手で押し、もう１回エンジン始動挑戦しましたが、
掛かりません。

近くのスポーツ施設の駐車場まで押していき、
多少悪戦苦闘してみましたが降参。ホンダプリモに電話して
翌日取りに来てもらうことにしました。

プリモのメカニックに見てもらったところ、
・デスビが固着している
・カムシャフトがお釈迦（上記3.の攻撃を受けたわけですな）
・タイミングベルトは切れていない
・バルブは大丈夫そう
とのことです。
ウォーターポンプ、タイミングベルトはもともと寿命ですので
当然交換してもらいます。
さらに、ついでなのでエアコンも直してもらうことにしました。

うーん、しかしいきなり15万円コースか。
ＢＸの5年分の修理費よりもすでに上（爆）
治ってきた状況次第では売っぱらうことも視野に入れてます。
だって、いきなり壊れるっちゅうのは、縁がないのよね。

教訓：やっぱり車は見て、乗ってから買いましょう。
　　　特に知り合いからの場合、そうしないと、お互いが不幸です。
　　　反省。