サーモスタット交換

最近、どうも水温の上昇が遅いし、高速巡航すると水温が60度くらいまで落ちていました。 オーーバーヒートするよりはましとはいえ、水温が低いのはエンジンに良くありませんし、 たぶん燃費にも悪いでしょう。
原因はサーモスタットが開きっぱなしになっているのではないかと思い、 交換することにしました。

作業は、エンジンが冷えている状態で行います。
まず、サーモスタットのハウジングに繋がっている冷却水のホース２本を抜きます。 矢印は、ホースを締めているクランプです。これを緩めてホースを抜きます。 ホースを抜けば当然冷却水が出てきます。

ホースを抜いた後、ハウジングを止めている２本のボルト（矢印）を緩め、 ハウジングを外します。 径は13mmでした。ネジは緩めにくい位置にありますので、なくさないように注意して下さい。

ハウジングを外したところです。サーモスタットが見えます。

シールリングとともにサーモスタットを外したところです。
まだもう一枚のシールリングが見えます。
本当は、シールリングも交換しなければいけないのですが、 今回は使い回しをしました。

試しに、新品とともに、サーモスタットのテストをしてみました。
左が付いていたもの、右が新品です。これは、約５０度のお湯を入れたところですが、 左は既に開き掛けています。

湯を沸かして、沸騰しかけたときの画像です。左は、力一杯開ききってますね。 右の新品も適度に開いてます。
やはり、サーモスタットが寿命だったようです。

後は、取り外しの逆手順で組んでいけばよいです。最後に冷却水を補充して、エア抜きをして終了です。
速やかに水温が上昇し、８０度近辺を保持するようになりました。